フレッツ光 ホームゲートウェイ内線機能 レビュー
過日のTP-Link Archer C5400の記事で、管理人はルーター機能をNTT フレッツ光貸出ホームゲートウェイ(PR-400NE)から、C5400へ移行できなかった理由として、ホームゲートウェイの内線機能を挙げた。この内線機能が便利なのだが、ご存じない方もいるようなのでレビューすることとした。
目次
ホームゲートウェイ 内線機能
ホームゲートウェイの内線機能は、ホームゲートウェイの設定で利用できる内線機能だ。NTTフレッツ光または、光コラボレーション回線を自宅で利用されている方は、手持ちのスマートフォンを内線電話として利用できるので是非活用していただきたい。
設定編:スマートフォン側
まず、スマートフォン側に「AgePhone」という無料アプリをダウンロードする必要がある。
スマートフォンは、既に利用しなくなった古い端末で良いとおもう。Apple App Store や Google Play Store からアプリをダウンロードする。
Agephoneの初期設定でIP電話を利用するプロファイルを決定する。今回は、フレッツ光 ひかり電話の内線設定の為、ひかり電話を選択する。
設定編:ホームゲートウェイ側
ホームゲートウェイの管理画面にログインすると、接続先設定画面が表示される。管理人宅のレンタルホームゲートウェイは、PR-400NEというNEC製であったが、NTTフレッツ光を契約されているかたは、NTTのサポートサイトで内線機能が対応しているか確認していただきたい。
画面左のメニュー内に電話設定という項目があり、内線設定を設定することで手持ちスマートフォンを、自宅では内線子機として利用できる。(内線番号1~7まで登録できるが、1,2はアナログ端末で3~7をIP電話の内線として利用できる)
設定編:アプリ側
- ひかり電話を選択し、簡易設定を行う。
- ドメイン:ホームゲートウェイの設定アドレス
- 内線番号:ホームゲートウェイで設定した内線番号(今回は3番)
- ID:内線3番であるため、0003と設定した。
- パスワード:ホームゲートウェイで認証するためのパスワード設定(4桁)
- 利用有無のチェックボックスに設定する内線番号をチェックする。
- チェックした内線番号の「編集」をクリックする。
- ニックネーム(端末名称など自分がわかればよい)を設定
- 端末属性:通常端末
- MACアドレスを入力:端末のMACアドレスを入力(iPhoneの場合は[設定]→[一般]→[情報]→Wi-Fiアドレスに表示されている)
- ダイジェスト認証:行う
- ユーザーID:端末側アプリで登録する番号4桁
- パスワード:端末側アプリで登録するパスワード
アプリ側では、「サーバに未登録」と表示されているが、アプリに設定したユーザーID、パスワードをホームゲートウェイ側と照合し合致すると、内線子機として利用できるようになる。
内線子機として、照合できると「ダイヤルできます」表示に変わる。
AgePhoneの機能
さて、内線子機として登録できたスマートフォンだが、アプリ画面したのキーパッドより番号発信や、登録することで短縮ダイヤル、またナンバーディスプレイを契約していると、着信時などの番号通知履歴など、電話機能としては優秀だ。また、内線電話なので発信時は固定回線からの通話料となるので、通話し放題プランではない場合の通話料を抑制するためにも便利だろう。スマートフォンが低スペックでも、フレッツ光ホームゲートウェイに登録するだけで内線子機として活用できるので、ぜひ試してみてほしい。
フレッツ光に限らず、他の固定ブロードバンド回線のホームゲートウェイに同様の機能があるので参考に設定してみてほしい。また、最近では、FAXや電話機自体にスマートフォンとの連携機能があるものも登場している。こちらは固定回線への着信を、IP電話サービスを利用してスマートフォンへの転送サービスなどもあるので、用途に応じて使い分けてもらいたい。
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